久しぶりに読むきっかけ
数年ぶりに小説、ライトノベルを読んだ。ずっと読みたいなとはぼんやり思っていたが、他にやりたいことは色々あって読んでいなかった。
少なくとも社会人になってからは読んでいなかったが、友人達がライトノベルを読んでいて、その話をしていたので読もうという気になった。
最初に読もうと思ったのは、1巻完結のものにしようと思っていた。そこで気になっていた小説が2つあったので、それを選んだ。
この二冊を選んだのは元々ガガガ文庫をよく読んでいて、その関係の作者や編集さんをTwitterでフォローしていて、よくタイムラインに流れてきていて気になっていたから。あと、読むなら恋愛ものかなと思っていたので。
感想
恋人以上のことを、彼女じゃない君と。
大学の頃に付き合っていて別れたカップルが、社会人になって再開するというもの。社会に疲れ切った2人が再び付き合うわけではないが、一緒にゲームしたり飲みに行ったり、楽でいられる関係になるというもの。辛い現実から目を背けて楽しいことをしたり、現実と向き合ったり。やることはやってるのがいい。
楽しいことをしている所は楽しく読めるし、理不尽に立ち向かおうとする所は応援したくなる。やることはやってるのがいい。
続編が2023/4月に出ることを読み終わった後に知りました。感想を軽く投稿したツイートに編集さんがいいねして気が付きました。1巻だけでも十分綺麗に終わっていて満足だが、続編が出るのは嬉しい。
夏へのトンネル、さよならの出口
2022年に劇場アニメ化してBDも出ていますが、配信サービスでは無さそうなのが残念。一年早く読んでいれば見に行ったんだけどな。二度目の夏、二度と会えない君の実写映画は見に行ったんですけどね。それももう6年前か…。
花城あんずの印象が最初は不思議な人だったが、話が進むに連れてどんな人かわかってきて、好きになっていきました。普通であり、それにもがく姿が。
ウラシマトンネルに入って片方だけ時間がどんどんずれていく所でとても焦燥感を感じて読むスピードが上がっていきました。
妹が死んだという現実を受け入れられずに過去に取り残されているというのと、トンネル内の時間の進みが遅く、外ではどんどん時間が進んでいくという物理的にも過去に取り残されているという部分がリンクしているのが良かった。
あんずは塔野との約束を果たして塔野も追いに行き、塔野はあんずと同じ時間に追いに行くというお互いにお互いを追いに行った所が好き。
おわりに
両作品ともに違った感情が揺さぶられ、久しぶりな気持ちになれました。
最近は全然ブログも書いていなかったので、それだけの熱量を出させてくれたこれらの作品に感謝しています。